次のレベル (The Next Level)

by Mitsuhiro Okamoto on 12月 29, 2010 at 09:22 午前

Heroku社のファウンダーであるジェームス・リンデンバウム氏によるHeroku Blogへの投稿の拙訳。

次のレベル (The Next Level)
ジェームス・リンデンバウム - 2010年12月8日

アジャイルなRubyアプリケーションと同じようにエンタープライズアプリケーションが構築されていたら? 楽しく開発、デプロイ、管理できたら? 大企業がHerokuとRubyコミュニティの哲学を採用したら? 実際に皆さんの会社がアプリケーション構築にHerokuを使うことを望んだとしたら?
これが、Herokuにとっての “次のレベル” です。これが私たちの望む方向で、そのために私たちが下した決断をここで皆さんと分かち合えることを嬉しく思います ―― すなわちHerokuは、セールスフォース・ドットコム社によるHeroku取得の最終合意に署名しました。この取引は、1月31日に完了する予定です。

なぜセールスフォース・ドットコム社なのか
セールスフォース・ドットコムは最初のクラウド企業です。同社はGmailやBasecamp、Facebookが登場する前に、ソフトウェアをサービスとして利用するという新しい環境への企業の目を開き、また世界初のPaaS(Platforms-as-a-Service)を生み出してこの言葉を世に知らしめました。同社は、この分野を知り尽くしています。
Herokuは、そのサービス(データ及びアプリケーション)に対してより多くのお客様に信頼を寄せてもらいたいと常に考えています。セールスフォース・ドットコム社はクラウド分野で他の追随を許さないレベルの信頼と信用を手にしており、今日多くの世界最大規模の企業が最も高い機密性が求められるデータをセールスフォース・ドットコムの環境に置いています。また、同社のセールスチームとサポートチームもNo.1です。
同社が提唱している普通とは違う哲学への共感から、私たちは昔からセールスフォース・ドットコム社のファンです。その哲学とは:

ソフトウェア不要、プライベートクラウド不要
(No software, no private cloud)
ソフトウェアを購入して自分たちで実行するのではなくサービスとして利用することによって、お客様は大きなメリットを手にできます。セールスフォース・ドットコム社が販売しているソフトウェアはプライベートクラウドのためではありません ―― この点について同社は非常に厳格です。これは、Herokuも同じです。
管理環境と作業環境の分離 = 高い価値
ユーザ、お客様、開発者に必要のないことはさせず、自分が使うデータとアプリケーションだけに集中できる環境を提供する。Herokuほど管理などの手間と実際の作業環境を分離し手間要らずの環境を提供している製品は、他にはほとんど存在しません。ただしセールスフォース・ドットコム社の製品は、Heroku以上のレベルを実現しています。

マルチテナント
マルチテナント環境によって、継続的なアップグレードと強化、保守性、拡張性が実現されます。マルチテナントはHerokuとセールスフォース・ドットコム社の両社にとって、その成功におけるアーキテクチャ面での大きな理由のひとつです。

セールスフォース・ドットコム社はHerokuをお気に入り
セールスフォース・ドットコム社は私たちの開発者、また彼らがHerokuプラットフォームで形作ってきたコミュニティと雰囲気を非常に気に入ってくれています。また、開発者のエクスペリエンスに焦点を当てたHerokuの熱心な取組みも高く評価しています。他にも、可能な限り高いオープン性と選択肢の幅を提供する100%オープンなプラットフォーム、次世代のWebアプリケーションを実現するツールと開発言語、アーキテクチャのサポートなど、Herokuの様々な部分を気に入っていてくれています。
セールスフォース・ドットコム社も同じゴールを目指していますが、同社は私たちの方が一歩先を進んでいると捉えています。このような両社がひとつになることで、最先端のアプリケーションのためのオープンなプラットフォームをエンタープライズ市場のお客様へ提供することが可能になります。
実際にセールスフォース・ドットコム社がどのように評価しているか、創立者の1人であるパーカー・ハリス(Parker Harris)氏のブログ「私がHeroku社を好きな理由」(日本語版はこちら)をご覧ください。

独立性
セールスフォース・ドットコム社は現在のHerokuを気に入っており、そのブランド、製品、お客様に提供している価値、ロードマップには手をつけません。両社はひとつになりますが、Herokuの独立性はそのまま変わりません。
すなわちHerokuのチーム全体、創立者チーム、テクノロジーとサービス、開発者への無償サービス、発展的なロードマップ、従来のお客様サインアッププロセス、また最も重要なHerokuの哲学は、これまでと一切変わることはありません。
デザインとユーザエクスペリエンスに重点を置いているHerokuの姿勢も、これまでと変わらず先鋭的な取組みを進めていきます。皆さんがよくご存知のHerokuは、これからも成長を続けていくでしょう。
Herokuのロードマップはこれまでと変わることなく、むしろより多くのことをより早く実現できるようになります。セールスフォース・ドットコム社と力を合わせることで、私たちが常に目指しているプラットフォームをこれからも構築していくための大きなパワーを手にすることになるでしょう。


Ruby
今回の取引は、Herokuを初期の段階で導入したすべての企業・組織、Herokuを熱心に支持してくださっているお客様とユーザの皆様、ひいてはRubyコミュニティ全体が認められ、大きな勝利を収めた結果であると言えます。セールスフォース・ドットコム社の信頼および信用と開発者へ焦点を当てたHerokuプラットフォームの組合せは、Rubyをメインストリームへ押し出す非常に大きな力になるでしょう。
Herokuは複数の言語をサポートできるようにはじめからデザインされていますが、いつまで経っても私たちにとってRubyは初恋の相手です。
以前述べたように、長期的な観点から私たちはより多くの使用環境を一貫してサポートし、実験的なNode.jsのサポートで行ったように開発者がそれぞれの仕事に最適なツールを手にできるようにしたいと考えています。セールスフォース・ドットコム社とひとつになっても、この姿勢が変わることはありません ―― 目標を達成する上で必要であれば、私たちはいつでも必要な部分へ言語のサポートを加えていきます。


Amazon社およびエコシステム
HerokuとAmazon Web Serviceの関係も、変化はありません。私たちはAmazon社のEC2および急成長しているそのクラウドサービスのエコシステムの大ファンで、現在の関係を終わらせるつもりはまったくありません。今後、今以上に幅広いお客様の利用環境をサポートできるようにインフラストラクチャプロバイダが加わっていくことになると思いますが、その流れと意思決定のプロセスは上記のようにこれまでと同じで変更ありません。


メリット - 開発者、導入企業
Herokuは、常に開発者を第一に置いています。セールスフォース・ドットコム社はこのような開発者第一主義の価値をよく理解しており、これからも開発者に喜んでもらえる環境を提供していくHerokuの力を見込んで、今回の大きな投資に踏み切りました。同社はHerokuが変わらないことを望んでいるだけでなく、今回の両社統合を通じてHerokuから何らかの哲学がセールスフォース・ドットコム社に伝わることを期待しています。
セールスフォース・ドットコム社の信頼と信用を背景に、すぐにどの企業でも重要なプロジェクトにはHerokuを利用することが当たり前になるでしょう。
セールスフォース・ドットコム社の非常に大きな市場プレゼンスを基盤にHerokuはエコシステムをより迅速に広げていけるようになり、開発者はさらに多くのアドオンプロバイダから今以上に幅広いクラウドサービスのオプションを利用できるようになるでしょう。
また、これによってHerokuはより大規模な企業へ質の高いセールスプロセスを提供し、データとアプリケーションに対する信頼とセキュリティを高め、ITポリシーへのコンプライアンス態勢を強化し、いっそう質の高いサポートオプションを提供することが可能になります。

メリット - アドオンプロバイダ
セールスフォース・ドットコム社のブランド、加速する開発者ベースの成長、Herokuプラットフォームがサポートするアプリケーションのタイプ、導入企業の規模の多様性とその数など、今回の両社の統合はアドオンプロバイダ各社へ非常に大きな機会をもたらします。

Herokuのコミットメント
Herokuの創立者チーム、またHerokuの組織全体を通じ全員が、Heroku創立当初からの長期的なビジョンの実現に100%の力で取り組んでいます。Herokuにとって今回の取引は、次のレベルへのステップアップです ―― ビジョンの実現に向けてさらに歩を進め、すべてのスケールを広げ、これまで手を伸ばすことのできなかったより幅広い層のお客様へHerokuの製品および次世代環境の展開というメッセージを届けられるようになります。
今私たちは、これ以上ないほどの喜びを感じています。

Herokuチーム

公式プレスリリースはこちら


原文へのリンク

Dreamforceでのvmforceのセッションがyoutubeで公開されました

by Kaz Kawamura on 12月 22, 2010 at 10:47 午前

今月の初めに行われましたDreamforceでのVMforceのセッションがyoutubeで公開されています。詳しくは、USのforce.com blogに以下の記事をご参照ください。

VMforce sessions from Dreamforce 2010 now available on YouTube

私がHeroku社を好きな理由

by Mitsuhiro Okamoto on 12月 21, 2010 at 12:11 午後

パーカー・ハリスによるForce.com Blogへの投稿

先日SFDCは1月31日付でHeroku社を取得する最終合意に署名しましたが、今回ここでHeroku社を紹介したいと思います。
Heroku社の設立者であるオライオン・ヘンリー(Orion Henry)、ジェームズ・リンデンバウム(James Lindenbaum)、アダム・ウィギンス(Adam Wiggins) の3氏と初めて会ったとき、私は彼らとその言葉の中に、私自身がデイヴ・モーレンホフ(Dave Moellenhoff) およびフランク・ドミンゲス(Frank Dominguez) とセールスフォース・ドットコム を始めたときと同じ匂いを感じました ―― 彼らが口にしていた言葉、それはシンプリシティ(simplicity)とイタレーション(iteration)すなわち簡潔さと反復、自分たちで標準を決めるのではなく既存の標準をサポートすること、小規模でフットワークの軽いチームによる先鋭的なツールの構築、そしてこれ以上コードを増やすことは悪であるという認識でした。何よりも私は彼らのアイデア、その技術、エネルギーに大きな可能性を感じました。これは、私たちがセールスフォース・ドットコムを始めた時に感じたものとまったく同じものです。

私たちの場合は、WebベースのSFAアプリケーションを構築し、ビジネス環境でもAmazon.comと同じくらい簡単にWebアプリケーションを活用できることを証明するというビジョンを持っていました。私たちの確固とした信念の1つであったのが、クラウドアプリケーションの成功を決めるアーキテクチャ上の要因はマルチテナント環境であり、やがてすべてのアプリケーションがインストールやアップグレードの必要なソフトウェアなしに、100%完全にサービスとして提供されるようになるであろうということでした。同様に私たちが重要視していたのはこれらを賢く、適切に行うということでした。なぜなら、私たちがすることのすべてが、より広く大きな未来の基礎になると考えていたからです。また当時私たちがいつも繰り返し口にし、今でも変わらないスローガン、それが「お客様の成功」(customer success)です。

私は、このような私たちの経験とHeroku社の間に多くの共通点を見出しています。アプリケーションの開発、展開、ホスティングを信じられないくらいシンプルかつ簡単に行いながら、驚くほど強力な環境を提供するRuby PaaS(Platform-as-a-Service)に対して、Heroku社は明確なビジョンを持っています。同時に、マルチテナント環境とクラウドコンピューティングの未来に対する確固とした信念は、SFDCと非常に近いものです。また同社が提供しているサービスの内容からは、これらのすべてを賢く適切に行うという点に対して、宗教的とさえ言えるブレのない姿勢を明らかに見てとることができます。Heroku社には、純粋なビジョンとすばらしいアーキテクチャの両方がそろっています。

しかし私にとって何よりも印象的だったのは、同社サービスの顧客である開発者に対する専心の取り組みです。Heroku社そのものが疑いなくアプリケーション開発者の集団であり、Rubyアプリケーション開発者のニーズと望みを直接本能的に理解しています。Heroku社が開発者とコミュニケーションを図る手段であるWebサイトとその製品自体が、微に入り細にわたるまで開発者を中心に考えられ、かゆい所に手が届く構造になっています。また同社の社風とプラットフォームは、オープンな最良の選択肢を開発者に提供します。このことを何よりも証明しているのが、同社のアドオンプログラムです。サードパーティからの豊富なサービスと拡張機能を開発者に提供するHeroku社のアドオンプログラムは、Heroku開発者のエクスペリエンスへ緊密に、最適な形で統合されています。もし1999年にこのPaaSがあったとしたら、私自身もこのプラットフォームを基盤にアプリケーションを構築したいと思ったでしょう。

私たちがHeroku社を取得できるようになったことは、本当にすばらしいことです。私たちが目指すのは、Heroku社のビジョンとミッションを採り入れ、その成功を後押ししさらに促進させることです。これからも、「Heroku」は「Heroku」で変わることはありません。むしろ、今まで以上の存在になるでしょう。

私は、セールスフォース・ドットコムが開発者を中心に据えたPaaSの最終的なビジョンの実現を様々な方法で支援できるだけでなく、その実現時期を早めることができると考えています。またHeroku社のオープンなビジョンと開発者を中心に置いた社風は、セールスフォース・ドットコムの未来にとっても非常に大きなプラスの効果をもたらしてくれるでしょう。

まだHerokuプラットフォームに触れたことがないとしたら、ぜひ実際に体験してください。ここからオンラインでサインアップできます。後は簡単に、また無償でアプリケーションを完全にローカルで構築し、クラウド環境へ展開できます。スケールアップやモニタリング、バックアップ、リカバリーなど、後のすべてはHerokuプラットフォームが実行してくれます。


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Force.com向けにRuby On Railsの環境を準備する

by Kaz Kawamura on 12月 13, 2010 at 04:49 午後

先週のDreamforceで、Salesforce.comがHeroku社を買収することへの合意のニュースが流れました。
米国のForce.com Blogでは、Setting up your Ruby on Rails environment for Force.com という記事が早速投稿されましたので、こちらを皆さまにもご紹介したいと思います。Wikiにも、getting started の記事が公開されていますので、こちらもご参照ください。この記事では、WindowsマシンにRuby on Railsの環境を準備し、force.comにアクセスするまでの簡単な手順を説明します。

Big Picture

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環境を作り始める前に、force.comのツールキットがどのようにRuby環境に統合されているかを説明します。Rubyに詳しくない方のために補足すると、Rubyはプログラム言語で、RailsはWebアプリケーションのフレームワークです。Force.com toolkit for Rubyは、Web Service APIを通してForce.com データベースに接続するライブラリ(Ruby用語ではgemと呼ばれます)です。Rubyでは、パッケージマネージメントのためにgem、makeのようにプログラムをビルドするためにrakeなどいくつかのツールが提供されています。

Ruby on Railsの環境をセットアップ

まず、Rubyをインストールしましょう。こちらのサイトからWindows用の実行環境をダウンロードして、インストールすることができます。ダウンロードしたら、インストーラを実行し、RubyコマンドをPATH環境変数に追加するようにしてください。ここでは、c:\software\Ruby192にRubyをインストールしました。

次にコマンドプロンプトを開いて、以下の手順を実行してください。ここでは、いくつかのライブラリをインストールしていきます。

  • Rakeのインストール こちらは、後で必要になります。

    c:\software\Ruby192 > gem install rake
  • Railsのインストール force.comのライブラリが、2.3.8向けにビルドされているために、明示的に、バージョンを2.3.8に指定します。

    c:\software\Ruby192 > gem install -v=2.3.8 rails
  • hpricotをインストールします。エラーが出たため、プラットフォームを明示的に指定しました。

    c:\software\Ruby192 > gem install hpricot --platform=mswin32
  • Facetsをインストールします。

    c:\software\Ruby192 > gem install -v=2.8.4 facets
  • Force.com Ruby toolkitをインストールします。

    c:\software\Ruby192 > gem install asf-soap-adapter

ここまでで、Force.comツールキットを利用するRailsプロジェクトを作成するために必要な環境が準備できました。まずは、プロジェクトを作成し、正しくセットアップできたか試してみましょう。

ツールキットのテスト

Railsのプロジェクトを作成します。実行したディレクトリ以下にファイルが作られますので、プロジェクトの置き場所となるディレクトリに移動してから実行してください。

c:\software\RailsExample > rails test

これで、testディレクトリ以下にプロジェクトが作成されます。ここではrailsが生成したファイルの中で2つのファイルを編集する必要があります。

  • config\environment.rb - Force.comツールキットへの参照を追加します。このファイルを参考にしてください。
    ※マルチバイト文字の環境では、さらに、「Encoding.default_external='UTF-8'」をこのファイルの行末に加えてください。
  • config\database.yml - 接続先組織のログイン情報を設定する必要があります。salesforce-default-realmという設定エレメントを追加してください。設定が完了すると、このファイルのようになります。パスワードにセキュリティトークンを追加することを忘れないでください。

Force.comに接続する準備ができました。コマンドウィンドウを開き、プロジェクトのトップディレクトリ(先程の例ではtestの下)に移動してください。まずは、コンソールでテストを実行してみます。

c:\software\RailsExamples\test > ruby script\console

※こちらは、実行されるまでかなり時間がかかりますので、少しお待ちください。

ここからツールキットのメソッドを呼べるようになりました。以下のコマンドを入力して、簡単なクエリを実行してみましょう。

>> Salesforce::SfBase.query_by_sql("select name from Account")

セットアップがうまくいっていると、接続先組織の取引先が一覧されるはずです。

Force.comにつながるRailsアプリケーションを構築する準備がこれでできました!

次のステップ

  • Wikiの記事からサンプルをダウンロードする。こちらからソースをダウンロードすることもできますし、分散ソースコード管理ツールのgitからダウンロードすることも可能です。gitとgithubについては、こちらをご参照ください。
  • Force.comツールキットのソースコードを見てみる。どんなメソッドがあるかを理解するにはsf_base.rbとsf_utility.rbがお勧めです。ツールキットは、githubのこちらから入手できます。
  • 実際にアプリケーションを作成し、Herokuにデプロイしてみる。近いうちにこちらもBlogに書ければと思います。

Force.comの開発者にとって、Rubyはなじみが薄いかもしれませんが、この記事がForce.comやdatabase.comと連携するRubyアプリケーションを構築するきっかけになればいいですね。

Dreamforce 2010が開催されました!!

by Mitsuhiro Okamoto on 12月 13, 2010 at 03:28 午後

Forcedotcom2

2010年12月6日から9日にかけて、米国サンフランシスコにてDreamforce 2010が開催されました。イベント中は様々な新発表が行われましたが、ここでは取り急ぎその中でもディベロッパーに関連する発表の概要をお伝えします。
2007年にForce.comが発表されて以来、様々な機能拡張が行われてきましたが、今回は「Force.com 2」のキャッチコピーに負けない超大型アップデートとなります。

1) Database.com発表

世界初のエンタープライズ・クラウドデータベースであるDatabase.comが発表されました。Database.comは十年超にも及ぶSalesforce CRM及びForce.comのバックエンドを支えてきた信頼済みのデータベーステクノロジをより多くのディベロッパーに向けて開放したものです。
SAML認証やOAtuh2での認可、SOAP & RESTによる通信といったオープンスタンダードなテクノロジを採用しており、様々なシステムやプログラミング言語から自由にアクセスすることができます。

Database.comの概要については、下記サイトを御覧ください。
http://database.com/

2) Siteforce発表

SiteforceはForce.com上に構築されたクラウドCMS(コンテンツ管理システム)です。このプロダクトは昨年Salesforce.comが買収したSiteMasherのテクノロジを取り入れており、簡単にWebサイトの作成・更新を行うことが可能です。ユーザインタフェースにはモダンなHTML5テクノロジを用いており、ローカルファイルのアップロードなどもドラッグ&ドロップですぐに行なえます。

3)VMforceアップデート

世界初のエンタープライズ・JavaクラウドであるVMforceはAlphaリリースの段階に入りました。現在は米国内のごく一部のパートナーのみが利用していますが、春頃までにより多くのディベロッパーにプレビューをして頂ける予定となっています。

VMforceの概要・最新情報のアップデートは下記サイトを御覧ください。
http://vmforce.com

4) ISVforce発表

LMAやTrialforce、Push Upgrade等のAppExchange/OEMパートナー向け機能が、更に多くの機能を追加してISVforceとして提供されます。今までの強力プロダクトマネージメント機能に加え、ログインページやユーザ登録メールのカスタマイズ機能、顧客組織への代理ログイン機能などが追加され、ISVのビジネスの成長をサポートします。

5) Heroku買収

Ruby及びRuby on Railsに特化したPaaSであるHerokuをSalesforce.comが買収することで合意しました。Herokuには既に10万以上のRubyアプリケーションがホストされており、Best BuyやClobbyなど既に成功を収めたアプリケーションも多数存在します。 またHerokuとの買収合意に伴い、Force.comやDatabase.comとの接続を簡単に行うためのToolKitも提供を開始しています。

Herokuの詳細については下記サイトを御覧ください。
http://heroku.com/


今後も各プロダクトの情報は詳細が入り次第随時アップデートしていきますので、是非Force.comの進化にご注目下さい。