投稿者:Mitsuhiro Okamoto | 投稿日:2017年11月07日(火) 08:20

いよいよ始まったDramforce 2017ですが、数多くの新機能が発表されています。既にDreamforceのサイトやSalesforce Blogでは早出しで新機能紹介がされていますが、簡単に新機能ご紹介します。 今回のコンセプトは「my」ということで、まずはmyシリーズという名前の機能群を簡単に見ていきます。


myEinstein

myEinsteinはAIの民主化を謳うEinsteinをより具体的な形にすべく提供される一連の機能群のことを指します。今回の発表では大きく2つの新機能が発表されています。


Einstein Prediction Builder

今までのLightning上のEinsteinは、あくまでLeadやOpportunity等の標準オブジェクトに対して、Insightなどの特定の結果を得ることは出来ましたが、カスタムオブジェクトや、自分で定義した特定のフィールドに対してのみ学習を行うことが出来ませんでした。Einstein Prediction Builderを使うことによって、任意のオブジェクト、任意のフィールドに対して、Predictionを行うことができるようになります。 現状のパイロット機能を見る限りではアルゴリズムのカスタマイズなどは特に提供されていないようなので細かい微調整には別のテクニックが必要になるかもしれませんが、非常に簡単にAI(Prediction)を使い始めることができます。 Predictされた結果は同じレコードの任意のフィールドに保存することができますので、プロセスビルダーを使ってそこから更にビジネス・プロセスを展開するといった事も可能です。

einsteinBuilder


Einstein Bots

Einstein BotはLive Agentを通してアクセスすることのできるBotサービスで、Chatbot Builderを通してGUIから顧客とのやり取りの流れやプロセスを管理することが可能です。おそらく裏側ではEinstein Languageを利用しているので、日本語の対応はまだ未定かと思われますが、INTENTタブから顧客の入力例をトレーニングさせることによって自然言語での問い合わせに対してある程度対応できるようにするのも簡単に行えそうです。

einsteinBot



mySalesforce

mySalesforceはSalesforceのモバイルアプリケーション(旧称Salesforce1)に各組織独自のブランディングを施すことのできる機能です。既に以前にBranding系の機能として紹介されていましたが、今回改めてmyシリーズとして出てきました。 mySalesforceではステップバイステップのウィザード画面を利用して、誰でも簡単に独自のブランディングを施したSalesforceモバイル・アプリケーションを、Apple AppStoreやGoogle Play Storeにリストすることができます。 各ストアでの公開に当たって問題となるアプリのクラッシュやリンク切れ、UIのエラー等を事前にチェックし、数週間程度で公開が可能です。とありますが、これはおそらくコードベースの殆どはSalesforceモバイルアプリと同じで、ブランディングの部分のみの差し替えなので、実際に既に承認済みのアプリの公開とほぼ同じなのでリジェクトされるケースが少ないものと思われます。

実際にmySalesforceの機能を利用してApp Storeにリストされているアプリを試すことも可能です。

inHome Selling Planning Tool

Foodcoach

mySalesforceは米国時間の2017年12月19日に正式リリース予定で、価格はユーザあたり$25ドルになります。

mySalesforce



myIoT

myIoTはIoT Explorerを核としたIoTサービス全体を呼称するもののようです。実態としては現状はほぼIoT Explorer(or シングルテナント版のIoT Cloud)と考えて問題はなさそうです。IoT関連サービスは比較的前に発表されたものの製品として触れるようになるまでだいぶ時間がかかりましたが、実際の売り物が出てきた所でもう一度myシリーズとしてリリースされました。 IoT Explorerは月額$6000で正式リリースされています。

myIoT



myTrailhead

myTrailheadは、Salesforceを利用の企業が独自のコンテンツをSalesforceユーザに提供できるようになるサービスです。今までのTrailheadはSaelsforce.comが提供するコンテンツを勉強するためのサービスでしたが、広くあらゆる学習を行うためのプラットフォームとして利用が可能になります。 myTrailheadをユーザに提供するために、様々なmyTrailheadの管理者側の機能もリリースされます。

  • Trail Maker : 独自のTrailheadコンテンツの作成
  • Trailhead Profile : SaelsforceユーザのTrailheadプロフィール
  • Trail Mixer : 独自のTrailheadコースの作成
  • Trail Tracker : SalesforceユーザのTrailheadの利用状況をトラッキング
  • Trail Checker : スキルを評価するための課題を作成

myTrailhead



myLightning

myLightningは、App Builder with Dynamic Pages, FlowUIのLEX対応、Lightning Boltといった今までリリースされたLightning系の機能を集めてリブランディングしたものだと考えて良いと思います。今回新しく発表されたトピックとしてはTheming and Design Systemがありますが、これはWinter '18リリースで追加された等高線の背景などが将来的にカスタマイズ可能になるといったロードマップをより明確にした形です。300ものカスタムテーマの中から選ぶことで簡単にカスタムブランドを適用したLightning UIが作成できるようです。

myLightning


ということで簡単ですが、myシリーズの紹介でした。 DreamforceではQuip Platformなど他にも新しいサービスが発表されているので、追ってご紹介します。